お母さんの脱毛だいぶすすんでる。
気分も滅入るだろう。
落ち込む時と落ち着いてる時の変動が大きい感じ。
こちらは訴えを聞くことしかできない。
痒みも出てきたみたい。
急遽診察してもらったけど改善せず、逆にアレルギー反応みたいの強く出ちゃって夜中に眠れなかったり、お腹の不調とか気持ち悪さとか微熱とか重なってご飯もあんまり食べられないから体力落ちてる感じ。
こちらはその都度できる対処のお手伝いをして見守ってお母さんが担ってたことの代わりをするぐらい。
たいして何もできないから話は聞きたいと思う。だけどずっと聞いているのは正直疲れる。ぶつけないようのない気持ちが常にあるからかこちらにしたら訳もわからないタイミングで日常の何気ないことでもきつい口調で話されたりするし。ずっと体調どう?って気遣っておそるおそる毎日を過ごすのはなかなか堪える。一番きついのは本人だって、それは他の誰にもわからないことだってわかってる。でも私もしんどい。しんどいって言いたい。何をしててもふとするとぷつりと糸が切れて泣いてしまいそうになったりお風呂で湯に浸かりながらぽろぽろ涙が出てきてしまうことが増えた。
抗がん剤、1回目より2回目、2回目より3回目ってきつさは増していくのかな。今の治療は再発を防ぐためのものだから、一定期間抗がん剤が終わったら終わり。ここでひと段落という先が見えてる。悪くなっていくわけじゃない、今を頑張ればまた元気になろうねってそのために力をつけてこうねって思う。当事者じゃないんだからその期間くらい我慢できるはず。でもしんどいものはしんどい。
仕事の移動中に音楽を聴いたり、仕事が終わってなんやかんやしたら、本や雑誌を読んだり動画やテレビをみたりTwitterしたりだらだら過ごしてる。うれしいし楽しいし癒されてパワーをもらって元気が出る。でもその時間の合間合間にも具合を伺ったり何かあれば対応したり、当然だけど。ゆるりとした時間がぶちっと断たれる感じ。現実に引き戻される感じなのかな。どこかずっとざわざわしていて心から安らげない。波があるというか段差の大きな階段みたいな感じかな。糸の上を綱渡りしてる感じかな。本人の比ではないし自分よりしんどい人が山のようにいることだって理解しているけど、やっぱり積もるものはあるみたいで体も心もしんどい。
綱渡りずっとはできないよ。
どうしたものかな。